これから今治市に引越しを検討している方にとって、エリア内にどのようなお出かけスポットがあるのか気になるところではないでしょうか。
今治城とは今治港の近くにある歴史的な平城で、愛媛県民から親しまれている名スポットです。
今回は今治城の歴史や特徴、見どころについて紹介します。
愛媛県今治市の名スポット「今治城」とは?歴史や特徴について
今治城とは、築城能力の高い大名武将として有名な藤堂高虎によって築かれた名城です。
慶長7年(1602年)から作り始め、慶長13年(1608年)頃に完成したと考えられています。
別名「吹揚城」とも呼ばれ、古くから親しまれてきました。
今治城を完成させたのち、藤堂高虎は現在の三重県である伊勢・伊賀に移り、代わりに養子である藤堂高吉に城を任せます。
そのあと松平定房が城主となりましたが、明治維新をきっかけに解体されてしまいます。
しかし、石垣と内堀が残っていたことから昭和28年(1953年)に県指定史跡に認定、さらに昭和55年(1980年)からは天守閣や城門などが次々と再建され現在の状態になりました。
愛媛県今治市の名スポット「今治城」の見どころとは?
シンプルな構造と固い守りを兼ね備えている今治城は『日本100名城』にも選ばれています。
そんな今治城には、大人から子どもまで楽しめる見どころが詰まっています。
・内堀に生息する生き物たち
海とつながっている今治城の内堀には、さまざまな種類の魚が生息しています。
海水で生息するチヌやボラ以外に淡水魚であるメダカが泳いでいます。
サメやエイなどの大型魚が泳いでいることもあり、珍しい生き物を発見する楽しさも必見です。
内堀を観察するときは幅や水位にも注目してみてください。
幅が50~70mと広大で、敵から放たれる弓が届かない距離を意識して造られています。
また、海とつながっていることから訪れる時間帯によって水位が変わる点にも注目です。
・藤堂高虎の技術力を感じる石垣
元々砂丘だった場所に築城した今治城の石垣には、基礎を安定させるため「犬走り」という通路が設けられています。
この仕掛けのおかげで立派な石垣を造ることが可能になり、軟弱な地に建てたとは思えないほどの高さを誇っています。
また、石垣に使われている石は大きさや質感が個性的です。
黒っぽいものから白っぽいものまであり、なかには大理石が使われている部分もあります。
●所在地:愛媛県今治市通町3-1-3
●営業時間:9時~17時
●定休日:12月29日~12月31(その他展示替など、運営上必要なとき)
●アクセス方法:せとうちバス「今治営業所行き」から「今治城前」下車
●駐車場:あり
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