今治市にお引っ越しを検討している方のなかには、周辺にある伝統的な観光スポットが知りたいという方もいらっしゃるでしょう。
また、そのなかには古くから伝わる「お遍路」にも興味があるという方も多いかと思います。
そこで今回は、今治市にある「第五十五番札所、南光坊」についての概要と、見どころをご紹介します。
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「南光坊」の概要
四国霊場のうち「坊」がつく寺院はこの南光坊だけで、正式には「光明寺金剛院南光坊」といいます。
南光坊は今治市の中心街にありますが、起源は古く、「航海の神」「総鎮守・伊予一の宮の大山祇神社」と深くかかわる歴史がある場所です。
太平洋戦争最末期の昭和20年8月、空襲により大師堂と金比羅堂を残して罹災していますが、現在の本堂は昭和56年秋に、薬師堂は平成3年春に、山門は平成10年に再建されています。
また、松山自動車道の今治インターから国道196号線に向かうルートに「東方持国天」「南方増長天」「西方広目天」「北方多聞天」の四天王が守護する大型の楼門があります。
今治城や平安時代から現代までの芭蕉や一茶の直筆の軸物、漱石らの貴重な遺品が数多く展示されている今治市河野美術館などの観光スポットなども特徴的です。
●所在地:愛媛県今治市別宮町3-1
●アクセス:JR「今治駅」より徒歩約10分
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「南光坊」の見どころ
「川村驥山」は、昭和25年に書道家としては初めて芸術院賞を受けた人物で、昭和29年より娘をともなって遍路行へ行き、そのときに被っていた管笠は、南光坊に保存されています。
また、大師堂と金比羅堂は、戦火を免れた歴史ある建造物があり、とくに金比羅堂は、文久年間(1861~1864)創建の歴史ある建物です。
そのほかにも、境内には、南光坊の祖・天野快道大僧正(1846~1923)のお墓が残っています。
この天野快道は、境内で悪さをしていた今治に伝わる「大楠と三匹狸」狸と話をし、諭したという伝説が残っている人物です。
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まとめ
南光坊は、四国霊場のうち「坊」がつく寺院であり、正式には「光明寺金剛院南光坊」といいます。
南光坊は今治市の中心街にあるが起源は古く、航海の神、総鎮守・伊予一の宮の大山祇神社と深くかかわる歴史がある場所として知られています。
また、境内には、伝説の人物と言われている、南光坊の祖「天野快道大僧正」のお墓が残っているのです。
今治市にお引っ越しをお考えの方は、このような由緒ある「南光坊」に、ぜひ一度立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
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