今治市にある仙遊寺は、さまざまな見どころがある観光スポットとして知られています。
今回は仙遊寺の歴史や伝説について詳しく紹介していきますので、お出かけの際の参考にしてみてください。
これから今治市に引越しをご検討中の方もぜひチェックしてみてくださいね。
今治市のおすすめ観光地!仙遊寺の歴史とは?
仙遊寺は寺伝によると、天智天皇の勅願によって創建されたと言われており、始まりは作礼山の頂上近くに堂宇を建てたこととされています。
中世になると多くの寺院が戦の拠点となり、仙遊寺も例外ではなかったようです。
作礼山の頂上には砦となる城があったという記録もあり、源氏と平家の戦いや南北朝に分かれて戦いが行われた時代もありました。
その後、戦国時代になると他国からの侵攻やこの地域の内戦もあり、さまざまな歴史の渦に翻弄され、乗り越えてきた過去があります。
近世の仙遊寺は、江戸時代に四国の街道やへんろ道などが本格的に整備されるようになり、その影響で全国に知られるように。
近代から現代になり、1947年に山火事が起こったことによって仙遊寺の本堂と堂宇のすべてが焼失し、1953年に現在の本堂が、1958年に大師堂が建てられました。
その後、昭和の中頃になると車が通れる道も整備され、本堂まで車で登ることができるようになったのです。
今治市の観光スポット!仙遊寺の伝説とは?
今治市の仙遊寺にまつわる伝説をいくつか紹介します。
阿坊仙人の伝説
昔、仙遊寺に住んでいた阿坊仙人がこの寺を整え修行をしていましたが、717年に突然雲と遊ぶように姿を消したと言われています。
能登川と観音様の伝説
昔、海から竜登川を伝って竜女が作礼山を登り観音像を彫り完成させ、海へと帰りました。
その後なぜか旧暦の7月9日になると竜燈がつらなって作礼山から仙遊寺への桜の枝にかかったと言われています。
ごろべえ坂の伝説
仙遊寺には昔、海まで音が聞こえる大きな太鼓があり、その音が原因で魚が逃げてしまうと漁師のごろべえが腹を立て、仙遊寺の太鼓の皮を包丁で引き裂いてしまいました。
その帰り道、ごろべえはふもとの坂で転び、そのときの傷が原因で亡くなってしまいました。
この言い伝えにより、ごろべえ坂はゆっくりと通ることになりました。
犬塚池の伝説
昔、栄福寺と仙遊寺をお使いする犬がおり、鐘によって呼ばれたほうへ駆け付けていました。
ある日、両方の寺の鐘が同時に鳴り、犬は悩み嘆き、池に身を投げてしまったという伝説があります。
数々の伝説がある仙遊寺では、巡拝者のための宿坊も経営しています。
全室和室の落ち着いた部屋には冷暖房も完備されており、季節の野菜を使った精進料理をいただくことができます。
仙遊寺
●所在地:〒794-0113 愛媛県今治市玉川町別所甲483
●駐車場:有
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