賃貸物件のなかには「メゾネット」と呼ばれるタイプの物件があります。
メゾネットタイプの賃貸物件にはどのような特徴があるのか、一人暮らしに適しているのかなど、さまざまな疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、メゾネットとは何か簡単に述べるとともに、一人暮らしとの相性の良さやメゾネットタイプの賃貸物件に住むメリットを詳しくご紹介します。
賃貸物件をお探しの方は、ぜひ今後の参考にしてみてください。
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メゾネットタイプの賃貸物件とは?
メゾネットとは「maisonnette」と表記されるフランス語であり、この言葉には「小さな家」の意味があります。
日本におけるメゾネットとは、集合住宅の一種のことです。
室内に内階段を設け、2階以上のフロア構成にしたマンションやアパートを指すのが一般的と言えるでしょう。
たとえば、10階建てのマンションの9階部分と最上階の間に内階段を設置し、9階と10階の2フロアを1戸としたものがメゾネットタイプです。
賃貸物件では一戸建て住宅を縦半分にし、それぞれに内階段を設けてメゾネットタイプとして活用するケースもあります。
メゾネットタイプの賃貸物件の間取りとは?
メゾネットタイプの間取りは、1Kや1LDK、2DKなど賃貸物件によって異なります。
たとえば、1Kや1LDKの賃貸物件では、キッチンや浴室などの水回りと居室部分が各フロアに分かれているケースが一般的です。
2LDKや3LDKでは居室の数が増え、水回りと居室1部屋がワンフロアに配置され、もう一方のフロアに残りの居室がある賃貸物件が多くなるでしょう。
一方、4LDKや5LDKなどのファミリー向けの間取りでは、メゾネットタイプの賃貸物件はほとんど見られません。
メゾネットとロフト・テラスハウスとの違いとは?
メゾネットタイプと似た間取りとして、ロフト付きやテラスハウスがありますが、これらは異なるものです。
ロフト付き賃貸物件とは、室内にあるハシゴを利用して中2階と行き来する間取りのことを指します。
ロフト部分は寝室や書斎として活用することができます。
しかし、法律上は小屋裏収納に該当し、居室とはみなされません。
建築基準法では、ロフトの天井高は1.4m以下と定められており、居室としての快適性は低く、2階を居室とするメゾネットよりも使い勝手は劣るでしょう。
また、テラスハウスは一戸建てが横一列に並んだ構造で、法律上は長屋と呼ばれています。
隣室と壁を共有し、廊下やエントランス、外階段など、集合住宅に見られる共用部分はありません。
ただし、賃貸物件の情報によっては、テラスハウスをメゾネットタイプとして扱うケースもあるため、不動産情報を確認する際には注意するようにしましょう。
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メゾネットタイプの賃貸物件と一人暮らしの相性は?
結論から申し上げますと、メゾネットタイプの賃貸物件と一人暮らしは相性が良いと言えるでしょう。
しかし、メゾネットタイプの賃貸物件で一人暮らしをするには、注意したほうが良い点があることを理解しておくことも大切になります。
空間を広く使える
メゾネットタイプの賃貸物件は、室内が広く、一人暮らしに十分な居住スペースを確保することができます。
内階段の下は収納スペースとして活用でき、荷物や防災グッズ、買い置きした日用品などの保管場所に困らないでしょう。
また、ワンルームのようにフロアがひとつしかない賃貸物件とは異なり、1階と2階で用途を分けられる点も、一人暮らしに適している理由のひとつと言えるでしょう。
1階をリビングや仕事部屋、2階を寝室にするなど、フロアごとに異なる用途を設定でき、インテリアにも変化をつけやすいため、メリハリのある生活空間を実現することができます。
友人と集まりやすい
メゾネットタイプの賃貸物件は室内が広く、友人を招いても快適に過ごすことができます。
複数人で集まる機会が多い方にとって、適した間取りと言えるでしょう。
また、友人だけでなく家族を招く際にも便利でしょう。
1階を整理整頓しておけば、突然の来客にも対応しやすい点も魅力のひとつです。
荷物を2階に移動することで、訪れた人に整然とした印象を与えやすくなるでしょう。
一人暮らしは家賃に注意
メゾネットタイプの賃貸物件で、一人暮らしをする際に注意すべき点のひとつが家賃でしょう。
メゾネットタイプは一般的に家賃が高く、10万円を超える物件も多い傾向があります。
一般的な賃貸物件と比べても家賃に大きな差があり、収入にある程度の余裕が必要になるでしょう。
引っ越し先としてメゾネットタイプを検討する場合は、事前に家賃を確認し、収入とのバランスを考慮することが重要になります。
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メゾネットタイプの賃貸物件に住むメリット
メゾネットタイプの賃貸物件で一人暮らしを始めるメリットは、暮らしやすさに関連する以下の3点です。
メリット1.室内が開放的
メゾネットタイプの賃貸物件は室内が広く、開放的な空間で生活することができます。
居住空間が1階と2階に分かれているため、各フロアにバルコニーが設置されている物件も多く、通気性の良さが期待できるでしょう。
とくに玄関から直接行けないフロアには外廊下がなく、東西または南北の方角にバルコニーが配置されていることが一般的です。
晴れた日は太陽の光が室内に差し込み、照明を使わなくても十分な明るさを確保することができます。
また、日差しによって室内の温度が上がり、暖房の使用を抑えられるメリットもあるでしょう。
メリット2.騒音を気にせず暮らせる
階下への騒音を気にせず快適に生活できる点は、メゾネットタイプの賃貸物件の大きなメリットのひとつと言えます。
たとえば、賃貸物件の2階以上で暮らす場合、足音や床に物を落とした音が階下に響いていないか気になる方もいるでしょう。
メゾネットタイプは、2階建ての一戸建てに近い居住空間のことです。
そのため、2階での足音は1階部分にしか響かず、階下の住戸へ影響を与える心配がありません。
また、3階以上のフロアがない物件であれば、上階からの騒音が室内に響くこともないでしょう。
騒音によるストレスが軽減されることで、快適な生活環境を維持しやすい点も、メゾネットタイプのメリットと言えるでしょう。
メリット3.一戸建て感覚で玄関を利用できる
メゾネットタイプの賃貸物件に住むメリットの一つとして挙げられるのは、玄関を一戸建て住宅と同様に使える点です。
一般的な集合住宅では、玄関ドアの外が共用廊下となっており、個人の所有物を置くことは原則として禁止されています。
しかし、メゾネットタイプの賃貸物件は玄関が独立しているため、宅配ボックスや鉢植えなどを自由に配置することができる可能性があるでしょう。
また、ポストもアパートの集合ポストとは異なり、各戸専用のものが設けられているため、離れた場所まで郵便物を取りに行く手間が省くことができます。
さらに、玄関先で家庭菜園やガーデニングを楽しめる点も、一戸建て感覚で暮らせる魅力の一つと言えるでしょう。
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まとめ
メゾネットとは、1階部分と2階部分を内階段で往来できるタイプの集合住宅のことです。
室内は広く来客対応しやすい一方で家賃が高く、収入に余裕があれば、一人暮らしをすることができるでしょう。
開放的なお部屋で騒音を気にせず過ごせるなどメリットが多いため、前向きに検討することをおすすめします。
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