一人暮らしの賃貸物件を探す条件は？こだわってよかった条件を解説

これから一人暮らしを始める場合、どのように一人暮らしの賃貸物件を探せば良いか迷うかもしれません。
このような場合には、自分がこだわりたい条件を考えることが大切です。
そこで今回は、一人暮らしの賃貸物件探しの条件で大切なポイントのほか、こだわってよかったと感じやすい条件・こだわらなくてもよかったと感じやすい条件を解説します。

一人暮らしの賃貸物件探しで条件を決める場合のポイント

一人暮らしの賃貸物件を探すために条件を決めなければならないとしても、初めての一人暮らしだとどのようなポイントが条件になるかわからないものです。
まずは、賃貸物件探しの条件となる大切なポイントをチェックしてみましょう。

ポイント①家賃

一人暮らしの賃貸物件を探す場合、最初に気になるのが家賃です。
収入がある程度決まっているならば、安定して支払える家賃の金額を計算してみましょう。
どのくらいの金額を家賃に使うかは、個人の生活スタイルによって差があります。
実際に一人暮らしを始めた後の生活をシミュレーションし、食費・水道光熱費・交際費などに毎月いくら必要かを計算してみましょう。
収入から家計に必要な金額を差し引いた残金すべてを家賃に使ってしまうと、病気や怪我など万が一の場合に困るかもしれません。
毎月一定額を貯蓄し、無理のない範囲で家賃の金額を決めることがポイントです。

ポイント②間取り

一人暮らしにおすすめの間取りとして挙げられるのは、コンパクトなワンルームです。
ただし、すべての方にこのワンルームがおすすめできるわけではありません。
仕事や趣味で忙しく、自宅にいる時間が少ない方であれば、最低限のスペースが確保できるワンルームで問題ないでしょう。
しかし、リモートワークが多かったり、自宅で趣味を楽しむことが多かったりする方の場合、ワンルームでは不便さを感じることがあります。
キッチンが独立した1Kや来客をもてなせる1LDKなど、自分に合った間取りを考えてみましょう。

ポイント③エリア

家賃と間取りだけで賃貸物件を選んでしまうと、不便なエリアに住むことになるかもしれません。
毎日駅を利用して通勤や通学などをされる方にとっては、賃貸物件があるエリアについて条件を決めることがポイントです。
駅から徒歩何分までであれば快適に暮らせるか、自宅の周辺に買い物ができる店舗がなくてもかまわないかなど、エリアや周辺の環境について必要な条件を考えてみましょう。
駅の近くの賃貸物件は便利な反面、騒音に悩まされやすかったり、家賃が高額になったりすることがあります。
駅から遠くてもバス網が発達しているエリアだと、家賃を抑えて快適な環境が手に入るかもしれません。

一人暮らしの賃貸物件でこだわってよかったと感じやすい条件

一人暮らしの賃貸物件探しでは、家賃・間取り・エリアなどが条件を考えるうえで大切なポイントです。
実際に賃貸物件に住んだ後の生活で、こだわってよかったと感じやすい条件を見てみましょう。

こだわってよかった条件①バス・トイレ別

実際に一人暮らしをしている方を対象にしたアンケートの結果、過半数の方がこだわってよかったと感じている条件が、バス・トイレ別であることです。
一人暮らしにおすすめのワンルームの賃貸物件は、バス・トイレが同じ空間に納まっているユニットバスであることがほとんどです。
しかし、このユニットバスにはいくつかの不便な点があるため、バス・トイレ別であることを賃貸物件探しの条件にする方が多くいらっしゃいます。
バス・トイレ別であることを一人暮らしの賃貸物件探しの条件にする理由は、トイレ用品の置き場に困ったり、トイレットペーパーが濡れたりするためです。
また、ユニットバスより広い浴槽で入浴を楽しめることも、バス・トイレ別を賃貸物件探しの条件にする理由といえます。

こだわってよかった条件②駅からの距離

バス・トイレ別に続いて、こだわってよかったと感じる方が多い条件は、駅からの距離です。
一人暮らしだと、自分だけで仕事と家事を両立させることになりますが、通勤・通学時間を減らせれば自分の時間を確保できます。
もちろん、駅からの距離が近ければ、毎日の通勤・通学に負担を感じにくく、疲労が少ないことも駅からの距離を条件にする理由です。
駅の近くの賃貸物件に住んだ場合、通勤・通学がしやすいだけでなく、駅の近くの商業施設で買い物を済ませられることも魅力です。
また、駅の近くは人どおりが多く、夜道に不安を覚えにくいことは、賃貸物件探しにおけるポイントといえます。

こだわってよかった条件③通勤・通学時間

駅からの距離と似た条件ですが、通勤・通学時間を賃貸物件探しの条件に挙げる方がいらっしゃいます。
駅の近くの賃貸物件だとしても、電車に乗る時間が長かったり乗り換えが多かったりしてしまうと、不便さを感じやすくなります。
しかし、通勤・通学時間に条件を設定すれば、一人暮らしでも生活のリズムを作りやすくなるでしょう。
なかには、会社まで歩いて移動できることを条件に、賃貸物件を探す方がいらっしゃいます。

一人暮らしの賃貸物件でこだわらなくてもよかったと感じやすい条件

一人暮らしの賃貸物件探しでは、こだわってよかった条件だけでなく、こだわらなくてもよかった条件を見てみることが大切です。

こだわらなくてもよかった条件①建物の外観

一人暮らしの賃貸物件を探していると、建物の外観に一目ぼれすることがあります。
建物の外観が気に入って入居した場合、毎日建物を眺めるだけで満足感を得られます。
しかし、建物の外観が気に入らないとしても、住んでみると気にならないことがほとんどです。
建物の外観を優先し、室内の間取りや設備の充実度に妥協してしまうと、実際に生活を始めてから不便さを感じるかもしれません。
一人暮らしの賃貸物件探しの条件としては、建物の外観を上位にするより、室内の使いやすさやきれいさを優先するのがおすすめです。

こだわらなくてもよかった条件②追い焚き機能

快適な入浴のために追い焚き機能は欠かせないと思われるかもしれませんが、一人暮らしには必要ないと思われやすいことに注意しましょう。
2人暮らしやファミリーでの暮らしでは、お風呂を沸かす時間と家族全員の入浴時間にずれがあるため、追い焚き機能が必要です。
しかし、自分だけが入浴する一人暮らしだと、入浴時間に合わせてお風呂を沸かせるため、追い焚き機能を使う場面がほとんどありません。
また、一人暮らしは水道代の節約や入浴時間の短縮のため、シャワーだけで済ませる方が多い傾向があります。
そもそもバスタブを使う機会が少ない方にとって、追い焚き機能はこだわらなくてもよかった条件といえます。

こだわらなくてもよかった条件③無料のインターネット

賃貸物件のなかには、無料でインターネットが使用できるものがあります。
自分でインターネット環境を用意せずに済むため便利ではあるものの、実際に一人暮らしをしている方の多くは、無料のインターネットをこだわらなくてもよかった条件と考えています。
無料のインターネットが不要と思われやすいのは、セキュリティや通信速度に満足できないことが多いためです。
また、モバイルWi-Fiを契約している方であれば、賃貸物件に無料のインターネットがなくても問題ないでしょう。

まとめ

一人暮らしの賃貸物件探しで大切なポイントとなる条件は、家賃・間取り・エリアなどです。
実際にこだわってよかったと感じやすい条件には、バスとトイレが別であること・駅から近いこと・通勤や通学にかかる時間が短いことが挙げられます。
反対に、建物の外観・追い焚き機能・無料インターネットなどは、こだわらなくてもよかったと感じられやすい条件です。