愛媛県の今治市はタオルの国内生産量日本一のタオルの名産地です。
今治のタオルは生産量だけでなく、その品質は世界に誇れるものになっています。
今回は今治市の名産品である「今治タオル」についてご紹介します。
今治市の名産品今治タオルとは
では、今治タオルとはどのような特徴や歴史をもったタオルなのでしょう。
愛媛県今治市では、なんと120年も前の明治時代からタオルの生産が始まり、今も脈々と受け継がれています。
タオルを織る工場はもちろん、糸をよる工場、糸を染める工場など200近くもの工場が今治市に集まり、一大生産地を形成しています。
今治市がタオルの名産地になったのは、温暖な気候とともにタオルづくりに適した水質の水が豊かに流れる蒼社川の存在が大きいとされています。
蒼社川の伏流水はタオルづくりに適するとされる軟水となっており、繊細で鮮やかな色表現や生地のやわらかを引き出していると言われています。
また、今治タオルは独自の品質基準を持っており、それらの基準を満たさない限り今治タオルのブランドマークをつけることができません。
この基準のなかには給水力のテストとして、タオル片を水に浮かべ、5秒かからずに沈み始めなければいけない「5秒ルール」などがあり、今治タオルの高い品質を保証しているのです。
今治市名産のタオルを楽しむ、タオル美術館
そんな日本一のタオル生産地である今治市にはタオルとアートの融合を楽しめる「タオル美術館」があります。
緑に囲まれた静かな場所にあるタオル美術館は西洋のお屋敷のような五階建ての洋館となっていて、タオルを素材とした色鮮やかな芸術作品に圧倒されるでしょう。
特に、実際にタオル製織に使われる約200色の巻糸1800本が壁一面を覆う「チーズ巻糸の壁」は圧巻で、フォトスポットとしても人気です。
また、タオルの製造工程を知ることができる展示など今治タオルにより深く接することができます。
外には広大な芝生と花壇によって構成されたヨーロピアンガーデンがあり、四季折々の花が咲く異国のような風景のなかでゆったりと散策を楽しむことができます。
●所在地:愛媛県今治市朝倉上甲2930
●開館時間:10:00~17:30(ギャラリー見学は閉館30分前まで)
●休館日:不定休
●アクセス方法: JR予讃線「壬生川駅」よりタクシーで約15分、JR予讃線「今治駅」よりタクシーで約25分
●駐車場:あり
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