四国を代表する工業都市の1つが、愛媛県今治市です。
江戸時代は城下町として栄えた地域で、有名な神社仏閣もあります。
この記事では、参道に天然記念物である「クスノキ群」などを持つ神秘的な大山祇(おおやまずみ)神社をご紹介します。
大山祇神社の見どころや、ご利益をチェックしましょう。
今治市のパワースポット大山祇神社の見どころとは
大山祇神社は、鷲ヶ頭山(わしがとうさん)・安神山(あんじんさん)・小見山(おみやま)の3つの山が後方に見える神社です。
この3つの山は、今治市で古くは神体山と呼ばれていました。
ちなみに、大山祇神社の本殿の扉は内開きになっていますが、本殿の扉が内開きになっている神社は珍しいのだとか。
これは、後方にある神体山に向かって押し開くようにしたためではないかといわれています。
大山祇神社の見どころは、天然記念物である生樹の御門や国指定重要文化財の本殿などで、源義経の鎧や武蔵坊弁慶の薙刀などの展示は、歴史好きな方にもおすすめです。
天然記念物の生樹の御門も有名ですが、これは大山祇神社にある巨大なクスノキのこと。
樹齢約3,000年ともいわれていて、大山祇神社のパワースポットです。
もともと境内にクスノキの巨樹が多く、大山祇神社のクスノキ群として国の天然記念物にも指定されています。
また、国指定重要文化財である本殿は、三間社流造り(さんげんしゃながれづくり)と言われるもので、室町時代初期に再建されたものです。
同じ室町時代初期に再建された拝殿も国指定重要文化財で、重厚感がある切妻造り(きりづまづくり)の建物になります。
今治市のパワースポット大山祇神社の本殿や摂社のご祭神は?
大山祇神社の本殿のご祭神は大山積神で、摂社には大雷神と高靇神が祀られています。
さらに、海の神としての性格も持っており、ご利益は五穀豊穣や、海上安全・家内安全、商業繁盛、病気平癒など幅広くなっています。
よりご利益を得たい方は、神事に参加するのもいいでしょう。
大山祇神社の神事には、生土祭・福木神事や例大祭、産須奈大祭などがあります。
生土祭・福木神事は、大山祇神社の特殊神事のひとつで、すべての生命を守護する大山積大神の御神恵を、年初に奉謝する祭典として開催されます。
この神事で使われる枝は福木と呼ばれ、手にしたものは1年の福を得られるといわれているため、毎年参集者で争奪戦になるそうですよ。
例大祭は国家や社会の繁栄を祈る春の大祭で、大山祇神社で最も重要な祭典とされています。
大山祇神社 基本情報
●所在地 愛媛県今治市大三島町宮浦3327
●ご祈祷受付 9時30分~16時
●アクセス 西瀬戸自動車道から7km
●駐車場 有
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