今治市の小島は瀬戸内海に浮かぶ有人島で、数多くの歴史スポットが集まるエリアとして有名です。
そのなかでも「芸予要塞跡」は、見どころの多いスポットとして歴史や遺産好きの人々から注目を集めています。
そこで今回は、今治市で新しい暮らしをスタートさせる方向けに、芸予要塞跡の特徴と見どころについて紹介します。
今治市の小島にある「芸予要塞跡」とはどんな歴史があるスポット?
芸予要塞跡は、かつて大日本帝国陸軍が軍事的に重要なものを外敵から守るために使われた歴史的な要塞です。
日露戦争によってロシア海軍から攻撃されることを想定して作られたといわれており、頑丈なレンガ造りが特徴的です。
芸予要塞跡を作る工事がスタートしたのは明治32年で、そこからわずか2年で完成させたといわれています。
なかには弾薬庫や発電所のほかに、北部・中部・南部それぞれに砲台も設置されています。
砲台とは大砲を設置するための台座です。
周囲3km程度しかない小さな島ではどこから攻撃されるかわからないため、3か所に砲台を設置することによって外国から来る敵との戦いに備えていたのでしょう。
北部砲台跡には爆撃演習がおこなわれたことについて記した案内板も設置されているため、訪れた際はぜひチェックしてみてください。
今治市小島の芸予要塞跡にある散歩コース
小島内には歴史的な遺跡スポットを巡るための散歩コースが設置されており、初めて訪れた方でも効率的に巡ることが可能です。
とくに港から海岸道路まで続く要塞跡歴史散歩コースは、探照灯跡・発電所跡・南部砲台跡・弾薬庫跡・中部砲台跡周辺・北部砲台跡周辺など、当時の雰囲気がそのまま残っているさまざまな見どころスポットをまわれます。
各スポットで案内板も設置されているため、歴史について学びながら見学するのがおすすめです。
また、小島には2,500本のヤブツバキが咲き誇ることで有名な「椿の散歩道」と呼ばれるコースも作られています。
椿の花が地面に落ちている様子もキレイで、写真映えスポットとしても人気があります。
ほかにも来島海峡の絶景を見渡せる場所として有名なのが、中部砲台跡と司令塔跡です。
芸予要塞跡を作り利用していた人々がその昔見ていた景色を眺めることによって、小島の古い歴史に思いをはせるのも良いでしょう。
●所在地:愛媛県今治市来島小島
●営業時間:とくになし
●定休日:なし
●アクセス方法:波止浜港から船で10分程度
●駐車場:なし
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