目次
引っ越しの際に重要なのが部屋の方角です。
方角によって日当たりや住環境の快適さが大きく異なり、さらに家の運気に影響する鬼門・裏鬼門も考慮したいポイントです。
部屋の向きは住み始めてからは変えられないため、南向き・北向きそれぞれのメリットや、鬼門・裏鬼門の影響を理解し、心身ともに快適な生活を目指しましょう。
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部屋の方角で気を付けるべき鬼門と裏鬼門とは?概要とその重要性
鬼門という言葉は、風水に関心がなくても耳にしたことがあるかもしれません。
とくに引っ越しや新居の間取りを考える際に、方角の一つとして重視されがちです。
では、鬼門や裏鬼門の意味や由来、具体的な方角や影響について解説します。
鬼門・裏鬼門の意味と由来
鬼門とは、災厄が入りやすい方角とされ、古くから恐れられてきました。
起源は古代中国に遡り、7世紀頃に日本へと伝わった風水に基づいています。
中国では、侵略者が鬼門の方角から攻めてきたり、疫病が流行するなどの災いが北東方向からもたらされたことがあり、この方角は不吉なものとして避けられるようになったと言われています。
その後、中国では鬼門からの災厄を防ぐため、万里の長城が築かれました。
日本でも鬼門の方向を鬼の出入り口と見立て、節分には豆まきで災いを払う習慣が根付いています。
一方で裏鬼門とは、鬼門の反対側に位置する南西の方角を指します。
陰陽道では、鬼門(北東)と裏鬼門(南西)は陰と陽の境界にあたり、不安定なエネルギーが生じやすいと考えられています。
そのため、裏鬼門も鬼門と同様に、不吉な方角とされているのです。
鬼門と裏鬼門の方角
鬼門は北東を指し、干支でいう「丑寅(うしとら)」の方角にあたります。
この方角は丑(牛)のツノやトラ柄のパンツを履いた鬼のイメージとも結びつき、鬼がこの方向から来るとされました。
対して裏鬼門は、鬼門と正反対の南西で「申未(ひつじさる)」の方角です。
両方の方角が災いの出入り口とされるため、これらを考慮することが風水では重要とされます。
鬼門・裏鬼門の方角や位置の調べ方
鬼門と裏鬼門の方角を現代的に確認する方法もあります。
方位磁針を使うと、北東は15~75度、南西は195~255度が鬼門と裏鬼門の方角に相当します。
家の中心からこの方角を確認することが一般的ですが、現代の複雑な建物では「中心点」の設定が難しいこともあり、流派や鑑定者によって判断が分かれることもあります。
鬼門に置くと良くないとされる場所
鬼門や裏鬼門には、特定の場所を設けると悪影響を受けやすいとされています。
玄関
鬼門に玄関を設けると、災いが入りやすくなるとされています。
悪い気が入ってくるため、風水では玄関を鬼門に設置することは避けるべきと考えられています。
キッチン
裏鬼門の南西にキッチンを配置すると、とくに夏季には湿度や気温が上がりやすく、食べ物が傷みやすいとされています。
冷蔵庫がなかった時代には、南西の方角にキッチンを配置することが避けられてきました。
トイレや浴室などの水回り
北東の鬼門に水回りを設けると、冬に冷えやすく湿気もたまりやすいことから、カビの発生や健康運への悪影響が懸念されます。
風水に基づく知恵として、鬼門や裏鬼門を取り入れた間取りの工夫が、日常生活や健康維持に役立つとされています。
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「南向き」の方角が人気の理由とは?南向きの部屋のメリット
家の運気には鬼門や裏鬼門の方角が影響しますが、部屋の方角を考える際には日当たりの違いも重要です。
日当たりが良いことで生活環境が整い、健康にも好影響を与えます。
日本でとくに人気の高い南向きの部屋のメリットについて見てみましょう。
なぜ南向きが好まれるのか?
日本ではとくに「南向きの部屋」を好む傾向があります。
これは気候や居住環境と深く関わっており、南向きの部屋は家賃相場がやや高めになることも少なくありません。
数十年前の日本では、住まいの気密性や断熱性が今ほど高くなく、冷暖房も充実していませんでした。
そのため、寒暖差のある気候や湿度の高い環境の中で、最も快適な方角が南向きでした。
南向きは日当たりが良いため、寒い季節でも日光が入りやすく、自然な暖かさを感じることができたのです。
現代でも、南向きの物件は一日を通して採光に優れているため、室内が明るく、快適な住環境が得られます。
南向きの部屋のメリット
南向きの部屋には、日当たりの良さからくる多くのメリットがあります。
洗濯物が乾きやすい
日照時間が長いため、洗濯物がすぐに乾きます。
これは忙しい日々の家事負担を軽減するメリットです。
照明の使用を減らせる
日中に自然光がたっぷり入るため、照明器具の使用頻度を減らすことができ、電気代の節約にもつながります。
植物の育成に適している
観葉植物やガーデニングを楽しむには、南向きの部屋が理想的です。
観葉植物が健康的に育ち、室内が明るく華やかになります。
冬でも暖かさを感じられる
冬季には太陽の角度が低くなるため、日差しが部屋の奥まで差し込みます。
自然の暖かさがあるので暖房の使用を抑えることができ、光熱費の節約にもなります。
南向きの部屋は、快適な住まいを提供するだけでなく、健康や経済面にも良い影響を与えるのです。
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なぜ「北向き」の方角は不人気?部屋を選ぶ際のポイントとは
一般的に北向きの部屋は日当たりが少ないため、南向きや東向きに比べると人気が低く、家賃も安めです。
しかし、日当たりが少ないことにはデメリットだけでなく、メリットもあります。
北向きの部屋の特徴や、上手に選ぶためのポイントを見ていきましょう。
なぜ北向きが不人気なのか?
部屋の向きは、「南・東・西・北」の順に人気があるとされ、家賃相場も人気度に応じて変わります。
とくに賃貸物件では、南向きの部屋が高めの家賃設定となる一方、北向きの部屋は低めです。
これは需要の違いが家賃に反映されているためです。
日中ほとんど家にいない人や、一人暮らしの人なら、北向きを選んで住居費を節約するのも一つの合理的な選択でしょう。
また、近年の建物は断熱性や気密性が高く、日当たりによる住み心地の差は昔ほど極端ではなくなってきました。
したがって、家賃を含む他の条件も考慮し、北向きだけでなく東向きや西向きも視野に入れて選ぶことで、コスト面でも生活面でもメリットが得られるでしょう。
北向きの部屋のメリット
北向きの部屋には、日当たりが少ないからこその利点があります。
夏でも涼しい
北向きの部屋は直射日光が入らないため、夏場でも室温が上がりにくく、快適に過ごせます。暑さが苦手な人にとっては、この点が大きな魅力です。
作業環境に適している
直接の強い光が入らないため、部屋全体に柔らかな光が広がります。
このため、勉強や細かな作業に集中しやすく、テレビやパソコン画面にも光が反射しにくいのが特徴です。
家賃が低めでコストを抑えやすい
北向きの部屋は人気が低いため、家賃が抑えられていることが多いです。
住居費を節約したい人には大きなメリットとなり、長期的な固定費を減らすことができます。
北向きの部屋を選ぶ際のポイント
部屋の方角を決める際には、日当たりだけでなく、ご自身のライフスタイルに合うかどうかを考えることが重要です。
何時に起床し、家にいる時間がどの程度かを見極めると、より満足度の高い物件選びができるでしょう。
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まとめ
鬼門・裏鬼門は、風水で不吉な方角とされる北東と南西で、古代から災いの出入り口として恐れられてきました。
部屋の向きについては、日当たりの良い南向きがとくに好まれ、明るく快適で光熱費の節約にも効果的です。
一方、北向きは日当たりが少なく家賃が安めで、夏場でも涼しく、作業環境として適しているなど、住まい選びには各方角に応じたメリットを考慮することが大切です。
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